株式会社ファインデックス FINDEX Inc.

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事業戦略

「株式会社ファインデックス」として新たな一歩を踏み出してから1年半が経ちました。既存事業である医療分野においては、安定したシステム提案・導入を行っています。また、昨年のトライフォーの事業譲受により新たな人材や製品も増え、これまで以上に多くの医療機関へ幅広い提案を行うことが可能になりました。この部分については今期の業績にもしっかりと反映されるものと考えています。

非医療分野においては、幅広いマーケティングにより様々な業界のニーズを掘り起こすと共に、当社の強みが活かせそうな業界に対して具体的な提案・アプローチを行っています。新規参入事業であるが故に時間を要している部分もありますが、ノウハウの蓄積や戦略の立案・推進を着実に進めてきており、十分な手応えを感じています。今後は、着実に事業を展開させ、確実に業績に貢献する事業に成長させたいと考えています。

当社では「価値ある技術創造で社会を豊かにする」という経営理念のもと、医療現場における診療の効率化、様々な業界におけるオフィス業務の効率化など、当社にしかできないことを探し実現してきました。今後も引き続きこの取り組みを続けると共に、今期はこれまでに探し温めてきたものを開花させるべく、以下の戦略を策定しております。

1.医療システム事業

1-1.リードユーザー戦略

当社は、医療システム業界における最大のリードユーザーである大学病院を中心とした大規模病院への導入に注力してきました。高度なニーズを逸早く汲み取りシステムに反映すると共に、安定的に稼働するシステムをご提供することで、国立大学病院への導入率は70%を越えています。大学病院での導入実績が医師の安心感や利便性の向上に繋がり、中小規模病院や診療所へのシステム導入を促すと考えています。今後も当社の直接販売・導入についてはこの戦略に注力し、少数精鋭で効率的なビジネスを展開させていきます。

1-2.放射線領域を中心とした中小規模病院向けパッケージによる市場の拡大

これまで当社では大学病院を含む大規模病院を中心にシステム導入を行ってきました。今期以降は、国の政策によりIT化が進む中・小規模病院への導入にも注力していきます。中・小規模病院では、1つのシステムで様々な診療科や部署の機能をカバーすることが重要であり、その中心にあるのが放射線領域のシステムです。当社は平成27年7月にトライフォーの全事業を譲り受け、放射線領域のシステムとノウハウを持つ優秀な人材を獲得しました。昨年度はこの部分に多くの資源を投入した為に業績の著しい伸びは見られませんでしたが、今期は中小規模病院向けにパッケージ化したソリューションを導入し、今後成長の期待できる新たなマーケットのシェア拡大を図っていきます。

1-3.代理店・OEM販売による高利益率戦略

当社では、3割と目安とする高利益率戦略を掲げています。当社ではこれまで、医療機関における最大のリードユーザーである大学病院へのシステム導入に注力することで高い実績を構築し、大きなセールスコストをかけることなく当社のシステムが導入される仕組みを創り上げてきました。製造コストが一定である医療システムを最小の工数で最大の利益につなげるには、これまでのリードユーザー戦略に加え代理店販売およびOEM形式での販売を伸ばすことが必要だと考えます。新たな代理店獲得や代理店販売の増加に加え、協業他社へのOEM提供を行うことで、業績への寄与および高い利益率を目指します。

1-4.「診療支援システム」から「診断支援システム」へ

これまで当社では、医師のユーザビリティを向上し診療の効率化と質の向上が図られることで、間接的に診療をサポートするシステムが中心でした。今後はさらに一歩踏み込んで、データをシステムが自動的に判断することで診断を支援するシステムや、ミクロな情報も全てデータ化し、システムが自動的に必要なものの質・量的チェックや統計分析することで病院経営に直接的に働きかけるシステムを提供していきます。

1-5.M&Aも視野に入れた優秀な人材獲得

当社製品に対する多くの引き合いや高まるニーズに応える為に、今後も積極的に採用活動を行い、当社の求めるレベルに見合った優秀な人材を獲得していきます。また、求人募集などによる採用活動のみならず、M&A戦略では優れた人員に加え製品や顧客、営業力の充実を図ることで既存マーケットにおけるシェアを高めていきます。

2.非医療システム事業

2-1.リードユーザー戦略

昨年度の営業・マーケティング活動の中で、当社の製品がマッチする業界・業種で運用がスタートし始めています。医療システム同様、非医療においてもリードユーザー戦略をとっており、初期ユーザーについては直販で導入を行っており、各業界の特性を理解しながらしっかりとノウハウの蓄積、ブランディング、モデル構築などを進めています。また、直販導入と並行して、効率的な導入手順の取りまとめや販売方法などについても検討を進めており、今後代理店による爆発的な事業展開へとつなげていきます。

2-2.医療システムを活かした低リスクかつ高利益な事業展開

当社では、医療分野で創り上げてきたシステムの中で、医療以外の分野においても活用できる製品を非医療業界にも投入しています。その主軸となるのが文書管理システム「DocuMaker Office」とEAIツール「Data-Connector」です。どんな業界にも存在する「文書」と「データ移行」に着目し、既に開発済みであり、医療分野において多くの実績をもつこれらの製品を展開することで、低リスクかつ高利益な事業を展開していきます。

DocuMaker Office

ワークフロー機能などを活用した文書記載やデータの収集、紙文書の電子化を含めた文書の統合管理が行えるシステムです。改正e-文書法にも対応している為、紙文書をスキャンして原本管理することも可能で、今後ニーズが高まるであろうペーパーレス化にも十分に対応できます。昨年度に引き続き今期も積極的に営業活動を行いながら、新たなマーケットの獲得にも取り組んでいきます。

Data-Connector

異なるシステムメーカー間の業務システム入れ替えに伴うデータ移行やシステム連携を安価かつ高速に行なうツールです。その独自の発想や技術は多くの企業で高く評価されており、今後地道な営業活動を続けていくことで確実に受注へと繋げていきます。

2-3.M&Aも視野に入れた優秀な人材獲得

非医療分野への事業展開については、これから更に事業の幅や規模を拡大していくことを想定しています。その事業拡大に向けて、M&Aも視野に入れた優秀な人材獲得を継続して行っていきます。非医療システム事業におけるM&Aでは、既に特定の分野でのノウハウや実績を持つ企業との協業が大きな効果を発揮することも考えられる為、当社の戦略にマッチする業種の企業に対して、市場のニーズを先読みし最も効果的なタイミングでM&Aを行っていきます。