2016年12月19日

CRI・ミドルウェアとの戦略的提携により
医療データ管理における更なるシェア拡大を図る

画像ファイリングシステム「Claio」と高圧縮トランスコードシステム「CRI DietCoder」の連携により、医療動画を1/2に圧縮し低コストでのファイリングを実現

当社は、株式会社CRI・ミドルウェア(以下CRI)と医療データ管理において戦略的提携を行うことに合意しました。

本提携により、ファインデックスの画像ファイリングシステム「Claio」とCRIの「CRI DietCoder(以下DietCoder)」を連携し、増え続ける医療用動画に対する低コストなデータ管理と、新たな活用方法を提案します。当ソリューションは2017年1月より提供を開始します。

DietCoderは、H.264やMP4などの圧縮された動画データを、さらに画質劣化なく1/2に圧縮するソフトウェアトランスコーダーです。通信コストや動画保存に必要なストレージ容量を半分に削減するのに加え、画質を数値化することで即座に劣化有無を検出することができ、VODやカラオケなどの映像配信サービス、VR・CM映像、監視カメラ、ドライブレコーダ、家庭用ゲーム、スマートフォンゲームなどの分野に向けて提供されています。

今回、ファインデックスの画像ファイリングシステムClaioにCRIのDietCoderの動画圧縮機能を搭載することで、現在と同じストレージ容量でより大きい動画をより大量に管理できるようになります。Claioは、多くの診療科や部門の検査機器から検査データを取り込める汎用性が高く評価されていますが、今後はこれまでストレージ容量やネットワークの制限で対象とならなかった検査機器からも静止画や動画を取り込むことができるようになります。あわせて動画撮影を行うタイミングで能動的に録画開始を行うのではなく検査開始から終了まで録画し続ける提案が可能になるため、今まで実現しづらかったデータ取り込みの効率化が期待されます。また、取り込んだ動画は全てClaioで他の検査データと統合管理されます。これまで他のシステムで管理していた長時間の手術動画や過去のデジタルビデオ、DVDデータも全てClaio上で参照できるようになり、患者情報の閲覧性向上も図れます。

今後、急性期以上の病院においては地域包括ケア推進に伴う統廃合により1施設当たりの手術室の数が増加することが予想される為、動画像ファイリングへの需要は高まると思われます。また、これまでより安価に動画ファイリングができるようになることで、手術動画以外の検査動画などについても需要は高まるものと思われます。既に大学病院からクリニックまで多くの医療機関で利用されているClaioに、ストレージやネットワークの効率的な利用を助けるDietCoderとあらゆる映像信号にマルチに対応した「ProCAP HD」を組み合わせることで、医療機関が抱えるファイリングの問題に新しいソリューションを提供できると考えています。今後は、より積極的にClaioでの効率的な検査データの統合管理を提案していくと共に、既存ユーザーに対してもファイリングの幅を広げる提案を行うことで更なるシェア拡大を図っていきます。

■ファインデックス 画像ファイリングシステム「Claio」

https://findex.co.jp/products/medical/claio/index.html

■CRI 高圧縮トランスコードシステム「CRI DietCoder」

https://www.cri-mw.co.jp/product/streaming/dietcoder/index.html

■ファインデックス メディカルエンコーダー「ProCAP HD」

医療機関に数多く存在する医療機器のキャプチャーインターフェースをマルチに実装し、医療機関で使用される殆どの機器から映像データを取り込むことができるメディカルエンコーダーです。

https://findex.co.jp/products/medical/procap_hd/index.html

株式会社CRI・ミドルウェアについて

CRIは、ゲーム・遊技機といったエンターテインメント分野を中心に、音声・映像に関するミドルウェア製品の開発・ライセンス提供を行っています。音声・映像ミドルウェアでは国内唯一の企業であり、CRIのミドルウェア製品「CRIWARE」は家庭用ゲーム分野において3,400以上のゲーム、アプリに採用されています。
昨今は、エンターテインメントで培った技術とノウハウを、映像配信や監視カメラ、WEB動画や動画広告の分野にも展開しています。

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