パパも育児休暇を取りました

ファインデックスで、男性としては初めて育児休暇を取得した社員に、
育児休暇をとった経緯や育児休暇をとってみて感じたことをインタビューしました。

既存の販売代理店教育や導入支援、新規代理店獲得の為の営業活動を行っています。
医療機関へのシステム導入や学会での展示対応なども多く、全国各地を飛び回っています。
6か月の育児休暇を取得し、2019年4月に復帰しました。

育児休暇を取ろうと思ったきっかけは何ですか?

2017年に2人目の子供が生まれました。1人目同様、妻が育児休暇をとって子供の面倒をみていたのですが、妻は仕事が好きなこともあって1年で復帰することを望んでいました。なので、2018年4月から保育園に入れるべく申込をしたのですがだめでした。その後も希望を出し続けていましたが、妻の育休が明けるタイミングになっても入園できないことが分かり、妻と交代する為に僕が育休を取ることにしました。“自ら進んで”というよりは“必要に迫られて”という感じですね。

まだまだ男性の育児休暇は少ないですが、抵抗や不安はなかったのでしょうか?

もちろん抵抗も不安もありました。男性の育児休暇なんて周りに取っている人はいませんでしたからね。僕自身、もともと育休を取るつもりはありませんでしたし、子供が妻の育休明けのタイミングでちゃんと保育園に入れていたら、育休は取ってなかったと思います。いざ育休を取るって決めた後も、何とか保育園に入れないかなって思っていましたからね。
とにかく育休に入るまではずっと不安でした。例えば、今は条件によっては子供が2歳になるまで育児休暇が取れるんですけど、そのことが全然知られていないんですよね。僕みたいに子供が1歳になってから育児休暇をとった人も社内にいなかったので、最初は少々混乱もありました。でも社内の労務担当者と社労士さんに確認してすぐに大丈夫って言ってもらえたので、その点は心強かったです。
あとは、周りの反応ですね。引継ぎが大変なのが分かっていたので、かなり不安でした。
※ 平成29年10月以降は、事情がある場合に再度申請することで2歳到達日まで育児休業を延長できるようになっています。

育児休暇を取ることに対して、周りの反応はどうでしたか?

以前から上司には保育園に入れなかったことを相談していたのもあって、いざ自分が育休を取るしかないってなった時に相談すると、すぐに関連部署に連携をとってくれて、部内の業務引継ぎの調整もしてくれました。相談してすぐに動いてくれたので、本当に嬉しかったですね。あと、育休に入る前に社用携帯とパソコンをおいていくように言われたんですけど、そのおかげで休みの間は仕事の連絡が来ることもなく、育児に専念することができました。
周囲の人たちには本当に迷惑をかけてしまったのですが、快く協力してくれてありがたかったです。年末年始の一番忙しい時に休んでしまったので、大変だったと思います。理解して協力してくれた周囲の人たちには感謝しています。

育児休暇を取ってみてどうでしたか?

育児は大変でした(笑)奥さんが一週間くらい出張することもあったので、その時は本当に大変でしたね。普段から育児には参加していたのですが、想像以上でした。休みの間は、朝ご飯を作って、上の子を保育園に送っていって、下の子と公園に行って…オムツ替えも離乳食作りも家事も全部やりました。育休中は完全に主夫でしたね。でも、子供と一緒に過ごすことができて本当によかったです。お休みの間に子供がパパとしか寝なくなったんですよ。妻は寂しがっていますけど、休んでよかったなって思いますね。

なかなか男性の育児休暇が増えないのはなぜだと思いますか?

育児休暇を取るという認識がないんだと思います。仕事に穴をあけられないし、誰も取ってないから取得するのに勇気もいりますよね。実際僕も育休を取る時は勇気がいりました。中には、育休は楽することだから取ってはいけないって思ってる人もいるんじゃないかなと思います。実際は全然楽じゃないんですけどね。そういう間違った認識とか休暇が取りにくい雰囲気があると増えないんじゃないかなと思います。もっと会社が育休を推奨して、子供ができた社員には男女問わず育休をとりますか?って確認をしていくようにするといいんじゃないかなと思っています。

男性が育児休暇を取ることのメリット・デメリットってなんですか?

メリットは、まずリフレッシュできることです。今までこんなに長期間、仕事を離れることなんてなかったので、リフレッシュするいい機会になりました。それから、働き方の多様性に対して理解が進むと思います。育休をとると、育児している人が何をやっているのかがよく分かります。育児って予想以上にしんどいんだなって身をもって体験できたことで、育児をしている人だけじゃなくて、色んな人の色んな働き方を理解できるようになると思います。あとは、育休をとることで環境の変化にも柔軟に対応できるようになると思います。
デメリットは、環境の変化でしょうか。僕が休んだのは半年なんですけど、半年でも結構色んな事が変わっています。復帰後、休んでる間の変化についていかないといけないので、そこが大変です。育休で得た環境変化への対応力を活かさないといけないですね。あとはデメリットというわけではないですが、休みに入る前の仕事の調整です。誰かに引継ぎをお願いしないといけないんですけど、迷惑をかけちゃうんじゃないかって気になるんですよね。育休を取る人が増えてそういうのが当たり前になればいいですね。

皆さんへのメッセージ

僕も育休を取る前は不安でした。でも、今は育休をとって良かったと思っています。辛くもあったけど楽しいことも多かったので、みんなに勧めたいですね。男性ももっと育休を取って、みんなで仕事をカバーしていきたいと思っています。 僕が育休をとることになって、そのことを妻が会社の人に話したら、すごい会社ですねって言われたらしいです。保育園のママ友にも同じことを言われたらしく、やっぱり男性の育児休暇ってまだまだ浸透していないんだなって思いました。 男性が育児休暇をとるには、会社や一緒に働く人の理解と協力が必要です。幸い、僕はすごく恵まれていたので、無事に育休をとり復帰することができました。ファインデックスは、0歳で保育園に入れなくても理解して応援してくれる会社です。変化にも柔軟かつ迅速に対応してくれました。男性の僕でも育児休暇がとれるので、当然女性も働きやすい会社だと思います。まだ社内では男性の育児休暇取得者は僕だけですが、年に数人は男性も育休を取るようになればいいなと思っています。社会全体でも、会社の理解が進みもっと育休をとる男性が増えたらいいなと思っています。

編集後記

育休から復帰したばかりですが、既に以前と変わらない仕事ぶりを発揮し、社内での打ち合わせはもちろん、泊りの出張にも行っているようです。ぱっと見、働き方は以前と変わらない様に思うのですが、実は出張やお客さんとのアポがない日は17時に帰ってお子さんのお迎えに行っているそうです。出張に行く日は仕事に全力投球、社内にいる日は子供との時間を優先して早めに退社、とメリハリのある生活を送っていらっしゃいます。育休をとったことで日中の仕事への取組み方や意識も変わったそうです。効率的な働き方、私も見習いたいと思います!

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