事業概要

ファインデックスの事業は、
「医療ビジネス」
「公共ビジネス」
「ヘルステックビジネス」

の3つの事業セグメントから成り立っています。

売上高構成比グラフ

医療ビジネス

医療従事者が診療業務に使うシステムを開発販売しています。
製品の提供を通じて医療従事者の利便性向上や診療の効率化を目指すとともに、医療機関との共同研究にも参画し、日々の診療フローを多角的にサポートしています。

医療情報システムとは?

医療情報システムとは、病院で使用されるカルテ、検査結果、調剤、会計などの多岐にわたる情報をコンピュータでデジタル化し、管理するシステムです。アナログ形式で管理していた情報をデジタル化することで、情報の効率的な管理と共有が可能となり、大幅な業務効率化が図れます。

ファインデックスの製品とお客様

当社は、各診療科の特色や病院ごとの運用に対して柔軟に対応できる部門カルテや連携ツール、その他診療をサポートするソフトウェアを、幅広く取り揃えています。大規模病院から診療所に至るまで、規模を問わず様々な医療機関が当社のお客様です。
大学病院や大規模病院のお客様には当社が直接、販売・導入・サポート等を行い、中小規模病院や診療所のお客様には、その地域に馴染んだ販売代理店が導入することにより、効率的に拡販を進めています。

ファインデックスの強み

今後の展望

少子高齢化社会の進行により、医療従事者が減る一方で患者数は増えるとの将来予測から、日本国内では地域包括ケアの効率化が喫緊の課題となっています。
よりスムーズでシームレスな医療の提供の実現に向けて、これまでその多くがオンプレミス型※1で提供されてきた医療システムを、当社は順次クラウドサービス型※2へ切り替えていきます。これにより、医療機関が個別で管理していた患者情報が地域ぐるみで共有されるようになり、診療に係る全てのステークホルダーを情報で繋ぐことが出来るようになります。
当社は、これらの取り組みを通じた地域ごとの医療コミュニティの形成を目指し、医療サービスの質とアクセス性の向上に貢献します。

※1:病院内にサーバーや専門機器を設置して、データの管理や保存を行います。

※2:インターネットを活用し、専門業者のサーバーを借りてデータの保存や管理を行います。

公共ビジネス

医療機関の事務部門や、自治体・公的企業向けに、文書の作成や電子決裁が行えるシステムを提供しています。行政業務に寄り添った運用負担の少ないIT推進で、自治体などの業務効率化を支援しています。

DocuMaker Officeとは?

多くの医療現場で使用されている、当社の文書作成システム「DocuMaker」をベースに開発された、事務部門の書類を作成・管理するソリューションです。機能を公文書の管理に特化しています。

医療機関の事務部門向けシステムとは?

医療機関における事務部門の文書や業務フローを支援するシステムです。事務関連の文書管理を幅広くサポートし、業務の効率化やコスト削減に寄与します。

自治体・公的企業向けシステムとは?

公文書管理法に基づき、収受 → 起案 → 決裁 → 施行 → 保存 → 廃棄までの一連の公文書管理業務をスムーズかつ効率的に行えるシステムです。庁内のペーパーレス化を手軽に実現します。

今後の展望

当製品は、2023年12月に電子帳簿ソフト法的要件認証制度であるJIIMA認証を取得したことにより、今後は電子帳簿保存法に対応する用途としても販売拡充が進むと期待されます。
また、自治体向けパッケージについては、「高いコンサル力」と「ユーザー目線に立った使いやすいシステム」が評価され、業界における認知度が高まっており、今後多くの自治体、地方公共団体で採用いただけるものと考えています。

ヘルステックビジネス

自社にて設計・開発した視線分析型視野計GAP/GAP-screenerを国内・海外で販売しています。

視野検査とその必要性

視野検査は視力検査とは異なり、個人の視野の範囲、つまり「目がどれだけ広い範囲を見ることができるか」を測定する検査です。この検査は、視野の欠損を特定し、緑内障をはじめとした様々な眼疾患の診断に役立ちます。


緑内障を患った際は、視野範囲が狭まったにもかかわらず、正常な片側の目が働きを補完してしまい、症状を自覚することが難しいといわれています。気づかぬまま病気は徐々に進行し、ある時点を超えると「目が見えづらい」「目が悪くなった」と感じます。治療により病状の進行を遅らせることはできるものの、現在の医療では失った視野を取り戻すことはできません。
視野を守り、失明を防ぐためには早い段階で病気を見つけることが重要であり、そのために視野検査は非常に有効的な手段です。視野検査の普及や検査への抵抗を和らげる環境づくりが、眼疾患の早期発見や早期治療につながり、ひいては失明患者を減らすことにつながります。

一般的な視野検査方法とファインデックスの新しい視野検査方法の違い

一般的な視野検査では、被検者が暗い検査室で箱型の検査機器の中を覗き、一点を凝視し、周囲に光が見えたらボタンを押し視野を測ります。
一方、当社が開発した視野計GAPはヘッドマウント型であり、被検者は画面に表示される光を目で追うこと(アイトラッキング)により検査が実施でき、ボタン操作も不要です。また、暗室や広い検査スペースを必要としないので、ソファーに座ったまま、ベッドで横になったまま、車いすに乗ったまま等、今まで視野検査を受けることが難しかった被検者にも検査を適用できます。
GAPで実施する視野検査は、一般的な視野計よりも被検者への負担が少ないことで高い評価を得ています。

今後の展望

人間ドックや健診施設でのGAP/GAP-screenerの利用を進めることで網膜疾患初期の視野データを取得・分析し、国内外の研究開発機関と共有することで、製薬や生命保険領域など様々なフィールドでの技術・サービス革新への寄与が期待されます。
また、当製品がMCI(軽度認知障害)の発見にも有用であることから、今後数年を研究にかけた後、新たな医療機器として医療現場へ投入される予定です。

ファインデックスは個人情報保護、情報セキュリティに関する認証を取得しています。

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