2025年8月1日
当社は、診療所・小規模病院に対し、診断書等文書作成サービス「DocuMaker Cloud」無料プランの提供を8月1日(金)より開始いたしました。
「DocuMaker Cloud(ドキュメーカークラウド)」は、従来ペーパーベースで運用されていた医療文書を大規模なシステム導入や運用変更の手間なく、手軽にデジタル化できる クリニック・小規模病院向けクラウドサービスです。当サービスは生命保険協会認定ソフトであり、2010年の発売開始以来多くの大規模医療機関のお客様にご利用頂いている、当社のオンプレミス型文書作成システム「DocuMaker」のクラウドサービスとして開発され、2024年6月4日より提供を開始してまいりました。
既存の医療文書作成システムは、大規模病院を対象とした製品が多く、導入コストや機能面において診療所や中・小規模病院のニーズに合わないケースが多くあります。また、規模が小さい医療機関では、電子カルテや医療文書作成システムの導入等の電子化対応も十分に進んでおらず、院内・院外における情報共有のあり方や医療DXの実現に向けた基盤整備が課題とされています。
こうした状況を踏まえ、当社は医療情報共有の第一歩として、医療機関が必要な医療文書の電子化を簡易に開始できるよう、利用頻度の高い医療文書の幾つかを、利用回数、機能制限なしのDocuMaker Cloud無料プランとして提供することを決定いたしました。
DocuMaker Cloudを利用することにより、医療DXの政策の一つである「電子カルテ情報共有サービスで扱うべき3文書(診療情報提供書、退院時サマリ、健診結果報告書)・6情報」のうち、診療情報提供書の電子化が可能となります。
対象サービス | 診断書等文書作成サービス DocuMaker Cloud |
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対象文書 |
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サービス利用登録料 | 無料 |
月額利用料 | 無料 |
対象医療機関 | 国内における医療機関(0床~99床まで) |
提供形態 | クラウド経由(インターネット環境があれば利用可能) |
申込先 | https://entry.portal.hos.ne.jp/register/(外部サイト) |
備考 | サポート対応は有料プランのご契約者様のみ対象です |
DocuMaker Cloudは、診療所等における電子化を支援するための無料プランだけでなく、当サービスが提供するあらゆる医療文書に対応できる有料プランも用意しています。これまで全国の大学病院・基幹病院等で評価されてきたDocuMakerシリーズの機能性・拡張性をある程度維持しつつ、クラウド版として、簡易に利用できるよう設計されています。
対象文書 |
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サービス利用登録料 ※初回のみ | 診療所 :110,000円 小規模病院:220,000円 |
月額利用料 | 診療所 :7,700円 小規模病院:23,100円 |
備考 | どなた様も、お申し込み時は無料プランで開始されます。 有料プランへの変更をご希望の方は、随時お問い合わせフォームよりご連絡ください。 |
■ DocuMaker Cloud特設サイト
医療DX政策として、電子カルテ情報共有サービス(3文書・6情報)は、政府により強力に推進されています。さらに今後は、3文書に含まれる「診療情報提供書」以外の公的文書も、電子的な情報共有が検討されています。厚生労働省が公表する全国医療情報プラットフォームの全体像のとおり、「指定難病の届出」、「予防接種記録」、「感染症発生届」まで、国が管理すべきデータを安全にかつ速やかに電子的に提出できる基盤として、DocuMaker Cloudはその役割を果たしてまいります。