2022年5月6日

豊田通商株式会社との業務提携契約の締結について

当社と豊田通商株式会社(本社:名古屋市 以下、豊田通商)は、医療情報システム事業・ヘルステック事業において、業務提携契約を締結いたしましたのでお知らせいたします。

豊田通商はトヨタグループ唯一の商社として、メディカル・ヘルスケア分野では国内でのリハビリ事業、介護用品事業など社会的な課題解決に向けた事業をより強化しています。また、インドにおける日本の医療技術・サービスの提供を目的とした病院事業の展開と周辺事業の連携を構築し、現地の医療発展へ貢献しています。

今回の協業では、より良い社会の実現に向けて、既に世界各地で様々な事業を展開する豊田通商と、諸外国における医療機関受診の利便性や診療効率の向上、国内での視野疾患の早期発見や啓蒙活動に取り組みます。

主な取り組み内容

1. 医療情報システムの海外販売

大学病院の60%以上で採用されている、当社の主力製品である「Claio」(画像ファイリングシステム)を中心とした医療情報システムを、インド及びASEAN地域の医療施設へ販売します。現地の医療システム企業と手厚いサポート体制を構築し、効率的かつ持続的な製品・サービス提供を実現します。2022年6月には、豊田通商が出資するインドのSAKRA WORLD HOSPITALへClaioを試験的に導入し、テスト運用を開始します。
13億を超える人口を有するインドの医療市場は類を見ない規模であると同時に、現場にはDXを通じて改善できる課題が多くあります。これらの解決に挑戦することで、医療の質の向上や病院経営の効率化など、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

2.「GAP-screener」(視線分析型視野計/薬事製品)の国内健診施設への導入

健康診断時のオプション利用などを対象に製品化した「GAP-screener」を、豊田通商の販売戦略のもとで国内健診施設や人間ドック施設へ展開します。本製品は、当社が独自に開発した暗室不要の他覚的視野検査装置であり、これを眼科施設以外にも常設することで、より手軽な検査の実施を可能にし、より多くの緑内障の早期発見に繋げます。また、検査を通じて得る視野のデータを、新たな治療方法の確立など、医療分野における今後の研究開発の様々な可能性へ生かしてまいります。

豊田通商株式会社について

会社名豊田通商株式会社
所在地名古屋市中村区名駅四丁目9番8号(センチュリー豊田ビル)
代表者取締役社長 貸谷 伊知郎
設立1948年
資本金649億3千6百万円
事業概要各種物品の国内取引、輸出入取引、外国間取引、建設工事請負、各種保険代理業務 等

▲ ページの先頭へ