2023年10月11日
当社は、2023年10月6日~9日に開催された「第77回 日本臨床眼科学会」において、10月6日にランチョンセミナーを共催し、100名程度の方にご参加いただき盛況のうちに終了いたしました。
座長には、国立大学法人京都大学 京都大学医学部附属病院 眼科学 特定講師である三宅正裕先生をお迎えし、「最先端の実践と洞察 ~視線分析型視野計と電子カルテのデータ保全~」と題したセミナーを実施いたしました。多くの医療従事者の皆様にご関心をお寄せいただき、会場は早々に満員となりました。
当セミナーでは、全く新しい検査の仕組みを採用した視線分析型視野計「GAP」を初期より採用している、横浜保土ヶ谷眼科 院長 西出忠之先生より、ご自身のクリニックでの活用事例をご説明いただきました。患者が機器に合わせて検査をするのではなく、機器が患者に寄り添うべきである、というコンセプトの下で、車椅子から患者が移動せずに視野検査が可能となり、姿勢保持困難者や多動症など従来型の視野計では検査困難であった多くのケースを「GAP」で検査可能にした実例動画をあげていただきました。検査数4,000件超の蓄積データに基づき、従来型視野計と「GAP」の検査比較結果が強い相関関係にあることを示したことで「GAP」の正確性や、ヘッドマウントディスプレイ型視野計への期待と将来性をお伝えいただきました。
また、電子カルテを普及当初から利用されてきた、医療法人社団 医新会 理事長 新見浩司先生には、クラウドバックアップシステム「Valloon」を用いたデータ保全についてご講演いただきました。実際に起きた医療機関へのサイバー攻撃事例を挙げながら、高度化するランサムウェアへの危機感をお伝えいただきました。個人情報保護法の改正や、医療機関におけるサイバーセキュリティ対策ガイドラインが策定された今般の状況を鑑み、医療機関側の手間を減らしつつ、サイバーセキュリティ対策を実現できる当社システムをご紹介いただきました。
テーマ | 最先端の実践と洞察 ~視線分析型視野計と電子カルテのデータ保全~ |
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日時 | 2023年10月6日(金) 12:20~13:20 |
会場 | 第10会場(東京国際フォーラムガラス棟5F G510) |
座長 | 三宅 正裕 先生(国立大学法人京都大学 京都大学医学部附属病院 眼科学 特定講師) |
演題1 | 新しい視野検査が見せる新しいセカイ 講師:西出 忠之 先生(横浜保土ヶ谷眼科 院長) |
演題2 | 診療データと運用を支えるランサムウェア対策とセキュアバックアップ 講師:新見 浩司 先生(医療法人社団 医新会 理事長) |
日本臨床眼科学会は、日本眼科学会総会と並ぶ国内最大級の眼科学会であり、研究発表や講習会を通じてメンバー同士の交流を促進し、最新の専門知識や技術の共有がなされるなど、国内の眼科領域において、長きにわたり重要な役割を果たしています。当社は2012年より当学会に参画しています。