2024年11月26日
当社は、第78回日本臨床眼科学会において、11月16日に「視野計予想図 ~真価を発揮するゴーグル型視野計~」と題したランチョンセミナーを共催しました。用意した200席の来場枠は早々に配布終了となり、盛況のうちに閉幕いたしました。
当セミナーは、京都大学医学部附属病院 眼科学 特定講師である三宅正裕先生を座長にお迎えし、高知大学医学部附属病院 教授 山城健児先生より「地域医療を支える視野検査」について、医療法人社団 医新会 理事長 新見浩司先生より「患者が選ぶ視野計」について、それぞれご講演いただきました。
交通の利便性が悪い地域では、住民の医療機関へのアクセスが困難なだけでなく、医療機関における人材不足や収益性の低さなど、様々な課題を抱えています。このような地域医療の現場において、視線分析型視野計「GAP」は、コンパクトで往診利用にも適しており、保険診療に対応しているため、価格面からも非常勤の医療機関での導入が容易であるとのご意見を報告いただきました。また、従来の視野計と比較して、特に若年層において検査時間の大幅短縮を実現した「GAP」は、被検者の負担を軽減するだけでなく、視能訓練士の業務負荷軽減にも貢献する様子が動画で紹介されました。
さらに、「GAP」は従来型の検査機器では対応が難しかった患者への検査を可能にし、視線分析を応用した認知症のスクリーニング検査への期待など、ゴーグル型視野計は視野検査の枠を超えた様々な可能性があるとお伝えいただきました。
セミナー終了後に実施したアンケート(有効回答数44件)によると、93%の方がセミナー内容に「満足」と回答。さらに、ゴーグル型視野計である「GAP」に興味を持ち「デモを希望」した回答者は半数を超え、その期待値の高さと将来性を感じられる結果となりました。
テーマ | 視野計予想図 ~真価を発揮するゴーグル型視野計~ |
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日時 | 2024年11月16日(土) 11:50~12:50 |
会場 | 第7会場(国立京都国際会館 1F Room D) |
座長 | 三宅 正裕 先生(国立大学法人京都大学 京都大学医学部附属病院 眼科学 特定講師) |
演題1 | 地域医療を支える視野検査 講師:山城 健児 先生(高知大学医学部附属病院 教授) |
演題2 | 患者が選ぶ視野計 講師:新見 浩司 先生(医療法人社団 医新会 理事長) |
日本臨床眼科学会は、日本眼科学会総会と並ぶ国内最大級の眼科学会であり、研究発表や講習会を通じてメンバー同士の交流を促進し、最新の専門知識や技術の共有がなされるなど、国内の眼科領域において、長きにわたり重要な役割を果たしています。当社は2012年より当学会に参画しています。