SDGsへの取り組み

具体的な取り組み「3:すべての人に健康と福祉を」

目標3:すべての人に健康と福祉を

伊予市集団健診でGAPによる視野検査を実施

愛媛県デジタル実装加速化プロジェクトに参画

ターゲット
3-8
全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。

視野検査機器の普及を通じ、多くの人々が視野検査を受ける機会を増やすことで、
緑内障をはじめとした眼疾患の早期発見や定期的な観察、治療に貢献。

愛媛県デジタル実装加速化プロジェクトに、弊社のGAP事業が採択され、緑内障*1の早期発見を促す実装検証として、愛媛県伊予市主催の集団健診会場で視野分析型視野計「GAP/GAP-screener*2」を使用した、視野検査を実施しています。

*1 緑内障とは……
目から入ってきた情報を脳に伝達する視神経に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなる病気のことです。
自覚症状に乏しく、また一度失われた視野は回復しないことから、早期発見・早期治療による進行抑制が重要とされています。
*2 GAP/GAP-screener とは……
GAP/GAP-screenerはアイトラッキング技術を用いて、他覚に近い計測手法を採用した「視線分析型」の視野計です。固視不要で被験者のボタン操作が無いため、視認や操作の時間が短縮されます。また、ヘッドマウントディスプレイ型なので、従来の検査方法では必要な暗室や広いスペースを不要とし、被験者は楽な姿勢で検査を受けることができます。

伊予市に住む16,183世帯を対象に、新聞折り込みや集団健診申請者へのチラシ送付により、「視野検査」が無料で受けられる事を市民に周知しました。

  1. 伊予市総合保健福祉センターが、集団健診の会場です。
  2. 集団健診の受診と併せて、希望者は無料で視野検査が受けられます。
  3. 希望者は受付をします。
  4. 受付を終えた方から待合ブースで検査の順番を待ちます。
  5. 検査を実施します。検査機器はヘッドマウント型なので、部屋を暗くする必要がありません。コンパクトで持ち運びも可能なので、同時に複数人の検査も可能です。
  6. 事前説明を含め、検査時間は両目で10~15分です。

実績

検査実施日 総検査数
2022年 8月 18日 / 26日 / 31日
9月 1日 / 8日 / 14日 / 28日 / 29日
10月 21日 / 22日
707名(2022年10月末日現在)
2023年 5月 19日 / 23日
6月 4日 / 15日 / 30日
86名(2023年6月末日現在)

また、本プロジェクトは視野検査の促進だけでなく、検査時のデータを蓄積し分析することにより、地域の健康や就労寿命の延伸、医療費の削減等の効果分析にも役立てる事を計画しており、医療現場のビッグデータ分析のスペシャリスト「株式会社グローバルヘルスコンサルティング」とともに、長期的かつ多角的に効果検証を行う予定です。

TRY ANGLE EHIME(トライアングルエヒメ)とは……

愛媛県内を実装フィールドとし、デジタルソリューションを提供する企業、地域の事業者、行政の3社の試み(TRY)から、さまざまな方向(ANGLE)へ、未来に向けた挑戦を支援するプロジェクトです。
多様な産業領域における地域の課題に対して、愛媛県が民間事業者(コンソーシアム含む)から企画提案を募集し、デジタル技術の実装や県内への横展開を実施の実現性等の高い提案を採択しております。

■TRY ANGLE EHIME 公式サイト:https://dx-ehime.jp/(外部サイト)

また、当事業の詳細は、TRY ANGLE EHIME 内でも紹介されております。

https://note.com/tryangle_ehime/n/n6d69fc087dda(外部サイト)

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