2023年11月17日

視線分析型視野計「GAP」
眼科2023年11月号へ掲載のお知らせ

当社は、視線分析型視野計「GAP」に関する解説が、本日発売の「眼科」2023年11月号に掲載されたことを、お知らせいたします。この解説は、国立大学法人京都大学 京都大学医学部附属病院 眼科学 特定講師である三宅正裕先生により寄稿され、当社との共同研究によって製品化された「GAP」について、他社製品との比較検証を交えた見解が述べられています。文中では、同製品の新規性や汎用性はもちろん、その正確性についても多数の臨床事例を踏まえた考察が紹介されており、従来の視野検査機器と同等の検査結果を提供することが可能である旨も言及されています。

GAP イメージ

「GAP」は、最新のアイトラッキング技術により、被検者が目で視標を追うのみで視野検査ができる、全く新しい「視線分析型」の視野計です。ヘッドマウントディスプレイを採用しているため、機器の持ち運びが容易であり、従来の視野検査で使用される暗室も必要ありません。更に、被検者は同じ姿勢を長時間保たずとも、ベッドに横たわった状態や車いすに座った状態など、楽な姿勢で視野検査を受けることができます。

同時に、当製品は視野異常の発見に留まらず、軽度認知症障害(MCI)の早期発見にも有用であることが確認され、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)の令和3年度 医工連携・人工知能実装研究事業において、「視点反応・眼球運動のデジタルフェノタイプを活用した軽度認知機能異常スクリーニングプログラムの研究開発」が採択されました。これにより、当社は京都大学と共同で同研究を進めております。

当社は今後、既に複数の眼科病院や健診施設で活用されている視野検査や、上述のMCI検査に加え、コントラスト感度検査など、視野分析技術を活用した様々な検査の「GAP」への実装を目指し、研究開発を引き続き行います。人々の心身の健康を支える企業として、平等な医療サービスの展開や、健康に生きるための新技術の開発の一端を担うことで、継続的な企業価値の向上を目指してまいります。

■ 掲載誌について

「眼科」は、金原出版株式会社が発行する月刊誌です。学界のトピックスや診療のコツ、臨床現場からの症例報告など、どこから紐解いても日々の診療に役立つ内容満載の、気軽に読める眼科専門誌です。(公式ページより)

■ 掲載内容

『眼科』(Vol.65 No.12 11月号)
機器・薬剤紹介
69.視線分析型自動視野計 ゲイズアナライジングペリメーターGAP
著者名:三宅 正裕先生(京都大学)

▲ ページの先頭へ